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プロローグ 砂糖のふしぎ 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか 第2章 カリブ海と砂糖 第3章 砂糖と茶の遭遇 第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化 第5章 茶・コーヒー・チョコレート 第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」 ──労働者のお茶 第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治 第9章 砂糖きびの旅の終わり ──ビートの挑戦 エピローグ モノをつうじてみる世界史 ──世界史をどう学ぶべきか あとがき
プロローグ 砂糖のふしぎ 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか 第2章 カリブ海と砂糖 第3章 砂糖と茶の遭遇 第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化 第5章 茶・コーヒー・チョコレート 第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」 ──労働者のお茶 第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治 第9章 砂糖きびの旅の終わり ──ビートの挑戦 エピローグ モノをつうじてみる世界史 ──世界史をどう学ぶべきか あとがき
レビュー(202件)
大人の読書に耐える
今でこそ砂糖はありふれたものであり、むしろ糖尿病予備軍にとっては目の敵にされているが、ヨーロッパに伝えられた頃は貴重品であった。そして、奴隷・砂糖・工業製品がアフリカ・アメリカ・ヨーロッパの各大陸間で循環することによって、今日のヨーロッパの富が築き上げられたことがよく分かる。砂糖の歴史は、人類の暗黒史でもある。文章は平易に書かれており、ぜひ大人に読んで欲しい。
充実した内容です
ジュニア文庫の本ですが、大学生が西洋史などのレポートを書く際に参考文献として充分使用できると思います。それだけ内容が充実しており、砂糖を巡る世界の歴史や、当時の様々な事情を知ることができます。文章もわかりやすいです。
砂糖を切り口に世界のつながり(世界史)を捉えていきます。名著です。
娘にプレゼントしました。
娘にプレゼントしました。大変喜んでいました。
考えさせられた。
岩波ジュニア新書ではあるが大人でも読み応えある。逆にジュニア向けなのが勿体ない。が、ジュニアにも是非読んでもらいたい。だから、ジュニア新書なのか。。。と納得。 自分自身相当な大人なのですが、この本を読んで新大陸征服により滅びた文明・奴隷についても考えさせられました。子供の頃に見た「ルーツ」や最近DVDで見た「アメイジンググレイス」・学校で習った「プランテーション」・「風と共に去りぬ」・・色々なことが頭の中で一つにつながった瞬間重苦しいおののきがありました。なんて自分は無知だったのかなと。砂糖の歴史を話してくださりながらも負の歴史をしっかり伝えている。ジュニア向けだと思わず是非大人の方にもお勧めします。