- 115
- 3.72
タワマン文学の先駆者、窓際三等兵(かもしれない人の)初の書下ろし長編小説! タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だーー。 大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと思ったとき、向かったのは親友・マミの元だった。かつては港区で一緒に遊び回り、夢を語り合った二人だったがーー。 幸せとはなんなのだろう。 逃げ場所などない東京砂漠を生きる人々の焦燥と葛藤! ※紙書籍版カバー裏には、特別短篇「高杉隆の初恋」を収録(電子版には収録されません)。 ※電子書籍版巻末には、特別短篇「目黒奈々子の後悔」を収録。 プロローグ 第一章 春 平田さやかの憂鬱 第二章 夏 平田健太の焦燥 第三章 秋 高杉綾子の煩悶 第四章 冬 高杉徹の決断 エピローグ
レビュー(115件)
とても早い配達で読みたい本をすぐに届けて 頂けるので有難いです。
母たちのちょっとした美醜差とかで人生が大いに変わるところがよく観察されているなと。女たちの学歴が前に出ないところが妙にリアル。 良い意味で期待が裏切られました。面白かったです。 綾子さんは群馬女の強さがよく出ている。
私は面白いと思う作品でした
現実的に他人の家庭事情などのぞいたりできないので、想像して楽しんでしまうところがありこの本は私のそういう好奇心を満足させてくれる作品でした。タワマンに住むなんてまるで現実味がありませんが、そこに住む事の価値、意識がそういう人もいるよなぁと同感してしまいました。