本書は、学校心理士として、また公認心理師、臨床心理士、ガイダンスカウンセラーとして、心理教育的援助サービスに関わるケースレポートを、どのような情報について、どのように書けばよいか、それを分かりやすくということに重点をおいて制作した。そのため本書では、まず第1章、第2章、第3章でケースレポートの意義や構成等、基礎的な事項をふまえた上で、第4章でケースレポートの例を掲載することにした。第4章で取り上げたものは、「学校心理士申請の手引き」に示されているケースレポートのテーマの領域に概ね対応しており、その領域別にケースレポートを紹介した。次に第5章では、学習支援に関するケースレポートにコメントを付しながら、ケースレポート執筆における留意点を解説した。
本書が、これから学校心理士資格の取得を目指す人にとって、学校心理士の第一歩を踏み出すための道標となることを執筆者一同願っている。そして、学校心理士資格を有する人にとっても、本書が心理教育的援助サービスの知識、技能をさらなる高みへと導くための一助となることを念じている。
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