「感覚と運動の高次化理論」を通した子どもの読み取り方から臨床実践までを整理した1冊。発達につまずきのある子どもの育ちを捉える上で重要な視点を示す。
*感覚と運動の高次化理論:1972年より、発達に気がかりやつまずきのある幼児と小学生の療育・学習支援と臨床研究を行う淑徳大学発達臨床研究センターで取り組まれてきた理論。
第1部 感覚と運動の高次化理論の基本理念
第1章 感覚と運動の高次化理論の成り立ち
第2章 感覚と運動の高次化理論における発達臨床的視点
第2部 4 層8 水準からみる発達理解
第3章 1層 初期感覚の世界の理解
第4章 2層 知覚の世界の発達理解と支援
第5章 3層 象徴化の世界の発達理解と支援
第6章 4層 概念化の世界の発達理解と支援
第3部 感覚と運動の高次化からみた臨床実践の展開
第7章 初期段階の子どもの事物操作と空間認知の育ち
第8章 聴覚優位な自閉スペクトラム症児の自己像発達の理解と支援
第9章 個別アプローチの位置づけと展開
第10章 集団アプローチの位置づけと展開
レビュー(4件)
自己研鑽のため、買いました。 とても読みやすいです。
先日、池畑先生のお話を聞く機会があり、ぜひ執筆された本も読みたいと思って購入しました。夏休みに読みたいと思います。
発達支援に携わる人はぜひ
高次化理論の本としては、初めて読む方にもわかりやすいです。重度知的障害児と聴覚優位タイプの自閉症児の事例検討も載っています。できない、興味がない、嫌がる、の根底にある、その子どもの発達段階や課題を、感覚と運動の双方からみる視点は、どの障害であっても不可欠なものと思います。特に、感覚の偏りのある発達障害児に対する支援にはいろいろなアプローチがありますが、各専門職はその専門的視点のみでなく、子ども全体を捉えることの大切さを感じます。発達支援に携わる方々にお勧めします。