本書は学芸員課程「博物館情報・メディア論」の教材である。本書ではICT(情報通信技術)を柱として「博物館情報」を総括し、それらを活用するための基礎的な知識、館内に設置される情報機器の概要を論述する。具体的には、博物館における情報学とは何かを考えるにあたり、視聴覚メディアの歴史とメディアとしての博物館を確認し、ICT社会における情報発信拠点としての博物館の役割についてを考察する。また博物館における情報化、資料のデータベース化について、デジタル化理論、データベースの正規化理論等の情報基礎に触れるとともに、情報倫理、展示や教育での事例、博物館における情報公開、SNS・インターネット等での利活用状況、最新技術の動向(AR、VR、バーチャル・ミュージアム、プロジェクション・マッピング等)を紹介する。加えて、コロナ禍に対する博物化の取り組みについて、博物館情報学の観点より補筆した。
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