集う社員の数だけ、思い出の味があるーー。
藤丸物産の社員食堂で働く杏子は、二か月前に会った社員を探している。
エレベーターホールでぶつかった時に優しくされ、ときめいてしまったのだ。
ただ、コンタクトが外れていたせいで、顔をちゃんと見られなかった。
手がかりは、「藤」の一文字。
至近距離で視界に飛び込んできた社員証で、唯一認識できたのがそれだった。
しかし、社員食堂は高い喫食率を誇るにもかかわらず、彼らしき社員はなかなか見つからない。
おまけに、先月入ってきたばかりの、ひとつ年下の調理師・渚にこき使われる毎日。
そんな折、社食に花見弁当の注文が舞い込み…?
レビュー(14件)
社員食堂社員は初めて。
職員皆川杏子さん。エレベーター前でコンタクトが外れて急いでいた男性にぶつかり「だいじょうぶ?」と 頭を撫でて行ってしまった時胸の社員証の「藤」の字が目に入り、それ以来社員の中の「藤」の名前の男性を探している。・・・らしい人は見つからず ・・・癒しのお話で楽しいです。新しい料理長にこき使われて忙しい毎日を送り社員食堂のいろいろな出来事であっという間に完読。2巻があるみたいでそれもゲット。「藤の君」と格上げされて・・・見つかるかな?