鉄道は楽しい。 そして、鉄道は哀しい。
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」内田百けん
「鉄道の『時刻表』にも、愛読者がいる」宮脇俊三
日本において鉄道紀行というジャンルを示した内田百けん。
「なんにも用事がない」のに百けんが汽車で大阪に行っていた頃、
普通の人にとって鉄道は、何かの用事を果たすために乗るものでした。
それから四半世紀後、異なるアプローチでそのジャンルを背負った宮脇俊三。
彼は、時刻表を小説のように愛読していたことを
『時刻表2万キロ』で告白しています。
鉄道や紀行文学の歴史とともに二人の足跡をたどる1冊です。
▼目次
1 鉄道紀行誕生の背景は?
2 生まれた時から「鉄」だった
3 人生鉄路のスタート地点
4 それぞれの新橋駅、それぞれの鉄道唱歌
5 「鉄道は兵器だ!」の時代へ
6 東京大空襲を生き延びて
7 敗戦の日の鉄道
8 新たなスタート
9 鉄道好きの観光嫌い
10 御殿場線の運命
11 抗い難いトンネルの魅力
12 鉄道の音楽性
13 酒という相棒
14 女と鉄道
15 誕生鉄と葬式鉄
16 曾遊、その喜びと悲しみ
17 旅を書く・内田百けん編
18 旅を書く・宮脇俊三編
19 子供の心、大人の視線
20 「時は変改す」
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