▼文化遺産はいかに守られてきたのか。
イスラエルにおける遺跡や歴史的建造物の保護と活用をめぐるさまざまな制度の変遷と実践の両面を多角的な視点から豊富なデータで包括的、実証的に検証。
本書は、イスラエルにおける「文化遺産」--とくに遺跡や歴史的建造物ーーの保護と活用をめぐる法制度の変遷と実践の両面について、多角的な視点から実証的に検討した研究の成果である。
遺跡や歴史的建造物を保護・活用する「主体」にも注目し、イスラエル政府主導の事例と非政府団体主導の事例を比較検討することで、イスラエル建国以来実施されてきた文化遺産マネジメントの特徴と課題を包括的に提示する。
民族や国家間の紛争で遺跡や歴史的建造物が破壊の対象となり、宗教やナショナリズムといったイデオロギーと文化遺産の関係が注目を浴びるなか、文化遺産をめぐる価値観の衝突が頻発してきたイスラエルを対象とした本書は、文化遺産に関心をもつすべての人に新しい知見を与えてくれる画期的な一冊となる。
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