別冊医学のあゆみ 老化を標的とした疾患予防・治療 2024年[雑誌]
各臓器の老化病態から老化細胞との関わり、senolyticsによる老化表現の改善までを一挙解説!
●老化はあらゆる生物に必然的に生じる普遍的な生命現象と考えられてきたが、その過程は生物種にとり多様で、加齢に伴う老化の表現がほとんど認められない生物から、顕著な老化形質を示す生物まで多岐にわたる。
●近年の分子生物学的技術の急速な進歩により、さまざまなモデル生物を用いた研究から老化過程は他の生命現象と同様に、シグナル伝達や転写制御、さらには細胞間相互作用により強く影響を受けることが明らかとなった。
●本特集では、各臓器の老化病態から老化細胞との関わり、senolyticsによる老化表現の改善までを概説、senolyticsのモダリティについても低分子化合物から抗体、ワクチンまで紹介している。
【目次】
総論
1.老化細胞─その特異的な性質
2.動的エピゲノム情報の変化と老化制御
3.老化細胞の光と影
4.細胞膜損傷を起点とする新たな老化細胞サブタイプ
5.免疫細胞の老化と臓器,個体の老化
6.造血幹細胞の老化と若返りへの試み
7.腎臓の老化
各論
8.低分子化合物による老化細胞除去の現状と未来
9.呼吸器疾患病態と細胞老化
10.免疫系を利用した老化細胞除去─老化細胞除去ワクチンによる心血管系老化の改善
11.老化細胞ワクチンによる糖尿病・慢性疾患治療
12.抗PD-1抗体を用いた老化細胞除去
13.がん細胞の老化促進による持続的な抗がん作用を示すα線標的アイソトープ治療薬の開発
14.老化に関連したヒトゲノム情報
15.ハダカデバネズミを用いた老化研究─最長寿齧歯類ハダカデバネズミの老化耐性機構の解明に向けて
16.全身の老化制御メカニズムの理解を加速する新たなモデル動物“ターコイズキリフィッシュ”
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