横溝正史が最初に連載した捕物小説、「不知火捕物双紙」8編を初出時の挿絵入りで完全収録した初の集成。併せてその関連作品である紫甚左捕物帳、南無三甚内も収録
横溝正史の代表的な捕物小説である「人形佐七捕物帳」に先立って、昭和12年に月刊誌「講談雑誌」に執筆された不知火捕物双紙、のちに主人公を佐七に置き換えて改作されてはいるものの、それだけに捕物小説の処女作でありながら完成度は高かったと言えるだろう。
さらに戦時期に単行本として刊行された「紫甚左捕物帳」2編、「南無三甚内」4編を収録。横溝正史研究家の浜田知明氏の解説付き。
「佐七」以外の初期捕物小説の集成版、ここに完結。
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