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吃音で苦しんでいる人に伝えたい、 「吃音があったって」「“きれいに”話せなくたって」思いは相手に伝えられる。 「あ、あ、あ……(ありがとう)」うまく言葉が出てこない……。 小学生の時、音読の順番が回ってくるのが怖かった。 なぜ吃音のある私が、コミュニケーション中心(!)の社会福祉士という仕事を選んだのか。 吃音で悩んでいたときのこと、言葉がスムーズに出せない感覚、恩師の言葉、社会福祉士としての仕事ーー。 吃音と生きてきた私の物語。 第1章 ある日、吃音が始まった 第2章 スラスラ話し出せないのは……私だけ? 第3章 伝われ! 吃音の感覚 第4章 目立たず、こっそりと。 第5章 「うまく話せない」壁 第6章 私の救世主 第7章 8分間の卒論発表 第8章 社会福祉士になる
レビュー(8件)
子供が少し吃音があり、担任の先生からこの本を紹介されました。バイト時代の話はこちらも胸が苦しくなりましたが、とても勇気がもらえました。吃音だけでなく、生きづらさを感じる人達に読んでほしいと思います。
理解が深まった!
小学校の図書館で子どもが借りてきたのですが、再度借りたくてもなかなか借りられない(人気?)ようだったので、購入しました。 こちらの本は吃音を持つ作者が、吃音への理解を拡めるためにご自身の経験をまとめています。感想ですが、子どもの頃、吃音の同級生がおり、あの子変だよね〜というような認識を持っていたなと思い出しました。私は、あ、そういえば…くらいの気持ちですが、吃音の同級生はその頃の思い出を辛く感じているかもしれないと反省猛省です。 子どもが借りてこなければ手に取ることはなかった本だと思うので、巡り合わせに感謝し、子どもと吃音など人それぞれの個性について話すきっかけにしました!