世界は究極的に、どのようなあり方をしているのか?その世界の中で人間はどのように描き出せるのか?ラッセルはまず、科学的・客観的に、行動主義やゲシュタルト心理学から量子力学や相対性理論にいたる同時代の最先端の科学的成果を渉猟して、外側から捉えた世界像を分析。ついで、主観的・常識的に見た人間のあり方を検証する。そして最後に、科学の絶対化と心の神秘化を退けながら両者を総合し、統一的な世界像である「中性的一元論」を提示する。現代哲学の始祖が、いまなお議論されている大問題に取り組んだ、円熟期の総決算的哲学入門書。待望の本邦初訳。
レビュー(4件)
比較的優しく書いてある
哲学は難しいと思われるし、確かに文章読解能力が必要であるが、さすがのラッセル。 比較的読みやすい記述になっている。 20世紀最高の哲学者であり数学者であるラッセルの本は、物事の本質に興味があれば読むべき。