70年以上のロングセラー『メトードローズ ピアノ教則本』を日本に持ち込んだ名ピアニストで、多くの優秀な弟子を輩出した安川加寿子(1922-1996)。本書は、その安川が様々な作曲家の練習曲をテクニックごとに選曲した楽譜。安川が講師を担当したNHKテレビ「ピアノのおけいこ」(1977〜78年)のための選曲が元となっている。
「音階」「アルペッジョ」「3度」など26のテクニックを養う練習曲が注意深く選ばれており、この一冊で様々な曲を演奏するためのテクニックが効果的に身に付くようになっている。「こうしてしっかりと土台を築き上げていけば、そのあとの課題であるショパンの練習曲に、ある程度らくに入れるようになるはずです」(安川序文より)。
楽譜の下に、安川に師事した多美智子による練習方法のヒントや気を付けるべきポイントを掲載。指導や独習に必ず役立つ。
[曲目]
1 レガート 〜 チェルニー 『第一課程練習曲』 Op.599-19
2 音階(スケール) 〜 ケーラー Op. 242-1
3 3連符 〜 チェルニー 『第一課程練習曲』 Op.599-63
4 3-4-5の指の練習 〜 ル・クーペ 『ピアノの練習ラジリテー』 Op.20-2
5 指をほぐす 〜 チェルニー 『第一課程練習曲』 Op.599-58
6 親指を軽く使う 〜 チェルニー 『チェルニー 100番』 Op.139-37
7a 3度 〜 チェルニー 『125のパッセージ練習曲』 Op.261-23
7b 3度 〜 チェルニー 『125のパッセージ練習曲』 Op.261-33
8a 連打音 〜 チェルニー 『125のパッセージ練習曲』 Op.261-42
8b 連打音 〜 チェルニー 『125のパッセージ練習曲』 Op.261-65
8c 打音 〜 ル・クーペ 『ピアノの練習ラジリテー』 Op.20-17
9 手の交差 〜 ル・クーペ 『ピアノの練習ABC』 Op.17-18
10 両手の動き 〜 モシュコフスキー 『20の小練習曲』 Op.91-1
11 分散和音 〜 ケーラー Op.242-3
12 持続音 〜 ケーラー Op.242-7
13a リズムと音階 〜 レベルト
13b リズムと音階 〜 レベルト
14 指を広げる運動 〜 ブラームス 『51の練習曲』 WoO 6-8a
15 指の細かい動き 〜 ル・クーペ 『ピアノの練習ラジリテー』 Op.20-21
16 右手のアルペッジョ 〜 チェルニー 『チェルニー 100番』 Op.139-46
17 右手の半音階 〜 チェルニー 『第一課程練習曲』 Op.599-56
18 左手の半音階 〜 チェルニー 『左手のための24の易しい練習曲』 Op.718-13
19 左手のアルペッジョ 〜 チェルニー 『左手のための24の易しい練習曲』 Op.718-3
20 両手のアルペッジョ 〜 チェルニー 『毎日の練習曲』 Op.337-4
21 左手のオクターヴ 〜 チェルニー 『左手のための24の易しい練習曲』 Op.718-21
22 交互の分散和音 〜 チェルニー 『チェルニー 60番』 Op.365-6
23 トリルの予備練習 〜 ケーラー
24 俊敏な動き 〜 モシュコフスキー 『15の練習曲』 Op. 72-5
25 ノン・レガート 〜 チェルニー 『レガートとスタッカート教本』 Op.335-2
26 レガート 〜 チェルニー 『レガートとスタッカート教本』 Op.335-1
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