組織論の一分野である組織関係論の若手として期待されていたが夭折した著者。本書が処女作で遺作となった。
こんにち、ほとんど全ての組織は激しい環境変化の渦中にあり、存続も簡単ではない時代になったが、多組織との関係を通じて、これまでの自組織のあり方を見直し、新しい知識を吸収し、よりよい組織に変わるチャンスでもある。また具体的な事例として航空業界のアライアンスにもあたり、その競争の変容も明らかにしている。
「組織を取り囲む環境は、組織間関係という視点からどのように捉えることができるのか」を理論的にまとめた高度な研究書であり、出版の経緯も含め、特に組織論研究者の間で話題になろう。
レビュー(0件)