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埼玉西武ライオンズを生まれ変わらせた 我慢の采配に秘められた真実。 波乱万丈の自身の野球人生を振り返りながら、読むと元気になる「85のじつ話」で構成した埼玉西武ライオンズ監督退任後、初の著書だ。 2017年、前年まで3年連続Bクラスの埼玉西武ライオンズ監督に就任。相次ぐ主力選手の移籍を乗り越え、選手目線のコミュニケーション術と我慢の采配で、初年度から2位の後、リーグ連覇と鮮やかにチームを生まれ変わらせた。 現役時代は西武ライオンズ黄金期の不動のセカンドであり、1993年には首位打者と攻守で活躍した。笑顔が多かった指揮官時代とは真逆だが、当時の異名は「笑わない男」。グラウンドでは試合でも練習でも、常に厳しい表情で妥協なきプレーを見せた。 尋ねると、それは「鎧を着ていたから」だという。そして、その分厚い鎧を監督最終年の2022年には完全に脱ぎ捨て、野球を心の奥底から楽しんだ。 「選手・辻発彦」は、なぜ分厚い鎧を着たのか、「監督・辻発彦」は、なぜその鎧を脱ぎ捨てることができたのか。 ユニフォームを脱いだ笑顔の指揮官が明かす、自分らしく、あるがままの監督像を作り上げるまでと、これから。 第1章:つじのスタイル 第2章:つじのコーチング 第3章:つじのライオンズ監督時代 第4章:つじの鎧 第5章:つじの監督前 最終章:つじのこれから おまけTALK 辻親子対談
レビュー(10件)
あっという間に読み切れます!
辻監督時代の話が特に興味深く、あっという間に読み切りました!
辻さんがどんな気持ちで選手と接していたか、日々をすごしていたか、試合に臨んでいたかがとてもわかりました。購入して良かったなと思う1冊でした。
読んでみてなるほどな!?と思った内容ばかりで面白かったです。とにかくは6年間ありがとうございました。
これまで、あまり知らなかった辻さんの人となりや監督時代の采配の裏側が知れて、面白い一冊でした。
現役時代 監督時代 笑わない辻さん。 監督時代最後の一年、どんな思いで采配したか。 面白かったです