著者のライフワークとも言える東北の大河小説シリーズ「最新刊」がついに完成!
東北の英雄・アテルイの血をひく若者、天日子。朝廷の容赦ない仕打ちに苦しめられ続ける民を救おうと立ち上がった彼のもとに、その志に共感する、力ある者たちが集まってくる。朝廷との圧倒的な数の差を知略で制し、不利な状況にも臆せず力を尽くして立ち向かう、蝦夷たちの気高い姿に心揺さぶられる歴史大河小説。
解説・田口幹人(書店人)
こんなにも故郷を思い、
私心を捨てて闘った者たちが
岩手という地には多くいたのだと知った時、
感謝の念と共に鳥肌が止まらなかった。
-- 菊池雄星(シアトル・マリナーズ)
(岩手日報「雄星の愛読書」より)
レビュー(12件)
他の本を検索中に偶々目について購入しました。高橋克彦の作品は何冊か読んだ事がありすべて面白かったのですが、水壁も期待通りであっと言う間に読み終えました。ただ蝦夷の戦う相手(朝廷サイド)に有能な武将がいなかった為、一方的な勝利ばかりだったのはやや物足りなさを感じました。「火怨」は坂上田村麻呂が相手で緊迫感があったのですが、史実を基にした物語なのでしかたがありません。解説に「未読の人が羨ましい」と書いていましたが、まさにそんな作品です。
「火怨」を何回読み返したでしょうか?阿弖流為の子孫の物語を待っていましたので、知った時は 飛びついて注文しました。内容的には全て二番煎じの 鑑が否めません。が、仕方のない事なのでしょう。 火怨の場面とダブらせながら読みました。
目の付け所はいいけれども
阿弖流為の時代ほどの迫力を感じない。 やはり記録がない蝦夷を描くのは難しいのかもしれない。