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江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
レビュー(190件)
かなりの長文ですがこの人の作品は、どんどん引き込まれるので一気にに読めちゃいますね
すごい本でした。文章も読みやすく臨場感がある。人間の底力、生きるとは何かを改めて考えさせられた。
早い発送有難うございました。約四十年前に映画をみており、懐かしく読ませて頂きました。
実話であることの説得力
この時代、船は風まかせ運まかせだったことにそもそも驚きでしたが、主人公の生きる逞しさに感動しました。極限の世界での生死の決め手は心持ちが大きく関わることを学びました。
想像以上に面白い。冒険心のあるかた是非どうぞ。