平将門と藤原純友の反乱は、武士が王朝国家の軍事力として活躍する新しい時代の幕開けとなった。二人は国家に何を望んだのか、乱はどのように展開したのか、時代の中に位置づけながら読み解いていく。
1寛平・延喜の国制改革と東国の乱
9世紀末の危機/寛平・延喜の国制改革/東国の乱と軍制改革/武士第1号
2ヴェールにつつまれた前半生
純友:摂関家傍流の没落貴族/将門:天の与えたるところ,すでに武芸にあり
3承平年間の将門ーー叔父たちとの私闘
私闘の始まり/良兼との対決/良兼「追捕官符」-将門,政府軍となる/武蔵国問題への介入/謀反か?誣告か?
4承平年間の純友ーー南海賊平定の殊勲者
純友は海賊ではなかった/承平南海賊の実態/承平南海賊平定の最高殊勲者/承平南海賊平定後の純友と淑人
5天慶の乱の勃発ーー939年冬
将門蜂起ーー常陸国庁占拠・受領拉致/将門,坂東占領/純友蜂起ーー摂津国須岐駅事件/政府の初期対応
6天慶の乱の展開
将門の最期/純友,束の間の栄光ーー5位叙爵/備前の乱と讃岐の乱/純友の誤算/純友の逆襲/純友,最後の賭け
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