ミステリー界「無冠の帝王」が放つサイコサスペンス
闇を葬るために、闇になれ。我が身を顧みず人を守る男がここにいる。
カニバリズム、白骨化死体、議員自殺、カルト宗教団体・・・止まらぬ最悪事件の連鎖。自らを悪魔に貶める男と悪魔に縛られる者たち、最後の闘い。腐敗隠蔽止まぬ大組織と、孤立無縁の「特殊犯罪捜査室」。この「悪魔」は事件に引き寄せられるのか、自ら事件を呼ぶのか?
誰かの苦しみを共に苦しむことは、人間が人間であるからこそ生み出されてしまう悲劇であると同時に、希望にもなり得る。
これまでとこれから繋ぐシリーズ最大の転換点の作品。悲劇と希望と戦いはどのような決着を見せるのか?-ライター吉田大助
レビュー(20件)
続編に期待
白骨死体、カリバにズムなど、いわばサイコパス的な殺人事件。連続する事件を担うのは、永瀬圭太が率いる特殊犯罪捜査室。こうしたグロテスクな犯罪小説では中山七里氏が筆頭と言え、神永氏は、やや後塵を拝した形。が、凄惨な情景描写やどんでん返しは共通する部分がある。難を言えば、同じ語彙が繰り返し使われていることか。例えば「それが証拠に」などの言い回しは、故・西村賢太氏あたりだと味が感じられたのだが。