一九七〇年。学生運動が終焉へと向かうなか、少女マンガの変革を目指した女性たちが東京練馬区の二軒長屋【にけんながや】にいた。中心は萩尾望都【もと】と竹宮惠子。後に「大泉【おおいずみ】サロン」と呼ばれ、マンガ家のタマゴたちが集ったこの場所で、二人は互いに刺激を受け合い、これまでタブーとされた少年愛やSFといった分野で先鋭的な作品を次々生み出し、少女に熱く支持される。だがその軌跡は決して平坦ではなかったーー。『ポーの一族』『風と木の詩』等、名作誕生のプロセスを追いながら、二人の苦悩と友情、瓦解のドラマを描く意欲作。
レビュー(10件)
萩尾先生の、長年のファンなので購入。 知らなかった事実が多く、とても興味深く読みました。 天才ぶりがよくわかり、ますますファンになりました。 萩尾先生たちが登場したころの漫画は、まさに革命であり芸術だと思います。 あの頃は、今より個性豊かな漫画家さんが多かった気がします。 これからも、お元気でたくさん良い作品を描いていただきたいです。