【謝恩価格本】中世のうわさ(新装版) -情報伝達のしくみー
人の口に戸をたてたい… うわさの渦中におかれたあの人の、祈りにも似た願い。
言葉のもつ強大な力が、多くの人々をまきこんでいく。いつの時代も…。
【内容紹介】 新聞やテレビ、携帯電話やインターネットなど存在しない中世において、「うわさ」は情報伝達のなかで大きな比重を占め、重要な役割を果たしていた。殺人事件や悪党蜂起、事実無根の流言、風評…。階層や集団の違いを越えて、中世社会を広く飛び交った「うわさ」をすくい上げ、その特徴を分析。まったく新しい中世情報論に挑んだ意欲作を新装復刊。
【目次】 はしがき/「うわさ」の力(「うわさ」の守備範囲/「うわさ」を意味することば/童謡と京童/天狗と天狐)/事件と「風聞」(国中で風聞す〈天を仰ぎ地に臥して泣く/倍々の利物/一ヵ月の空白/ミニ法廷/宮内荘側の結論/自力の世界/「風聞」の重み〉/人口に乗る〈悪党と「風聞」/見隠し聞き隠し/人口に乗るの輩/都鄙名誉の悪党/名誉、国中を謳歌す/一荘土民、漏るるところなし〉以下細目略/「落書起請」と「風聞」)/「言口」をさがせ(言口流罪/悪名の寺僧/器用の言口)/未来の「うわさ」(天下大乱/死後の物謂停止/京・田舎での「物謂」)/一揆と高札(徳政一揆の行動形態/「高札」の役割と意味/徳政の宣言)/中世社会と「うわさ」/解説
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