2024年9月23日読了 本の紹介エッセイ集みたいなの。普通。 書き下ろし10本と『ヨシモト∞(無限大)ホール』ってところで配っている(配っていた?)フリーペーパーに連載されていた37本。最後に対談。ただのエッセイとか掌編小説みたいなのを書いて最後に本の名前をちょろっと出しているものと、最初から最後まで本の紹介をしているものと、本の紹介をしてそれにまつわるエッセイ的なことをかいているものとがあったような気がする。書き下ろしのは、ほとんど本について書いてない物だったような気がする。「締め切りに間に合わない」的な、ちょっと調子に乗っているようなことも書いていた。 最後に中村文則という作家との対談が載っていたが、この中村氏が、かなり上から語っていて、「又吉くん」とか言っていたり、何かそれが面白いと言うか何と言うかって感じだった。多分この対談の中でなんでこのタイトルにしたかみたいな説明があって、それは「第1じゃなくて第2」「図書係長じゃなくてただの図書係」「それに補佐までつけた」みたいな感じでつけたらしい。なんかこの辺りが、関西ノリだなあと思った。 著者の又吉直樹は、お笑い芸人で、性格が暗いみたいなことを売りにしている。が、この人は、いわゆるスポーツ名門校にサッカーで入学していたり、顔もそこそこ良いし、この本によると実家も金持ちっぽいし、またこの本によると小学校に上がる前から漫才のネタを書いていたり、御存じのように芥川賞作家だったり、人生ずっと表舞台を歩いてきた人なんだと思う。,一つ一つが短く読みやすいです。エッセイを読んでいるようで楽しいです。再読したくなるような本です。,EXITの兼近さんが読んだと知り、購入しました。本の紹介のようで又吉さんの人生と重なり合う表現の面白さがあります。一冊ずつ短い完結型なのでカバンに入れて、ちょっとした待ち時間に読みやすいです。自分で本を探すのもいいけど、こういう形で自分では多分選ばない作品と出会うのもいいと思いました。,お笑い芸人EXITの兼近さんが芸人を目指すきっかけになったということで購入。(大ファンなので)読み進める途中ですが、本の紹介の仕方が独特で、又吉さんすごい!と思いました。兼近さんが引き込まれたのもわかるような気がしました。読書の世界を広げるきっかけになる1冊だと思います。,芥川賞受賞作の「火花」が余りにも作品の評価と自分の感覚がかけ離れ過ぎてガッカリを通り越して失望を覚えたのに比べ、こちらは極々簡潔に本の紹介がされていて、その選ばれた本の種類のふり幅の大きさに本当の読書人だということが証明された感がありそれなりに面白かったです。
レビュー(763件)
読書日記
2024年9月23日読了 本の紹介エッセイ集みたいなの。普通。 書き下ろし10本と『ヨシモト∞(無限大)ホール』ってところで配っている(配っていた?)フリーペーパーに連載されていた37本。最後に対談。ただのエッセイとか掌編小説みたいなのを書いて最後に本の名前をちょろっと出しているものと、最初から最後まで本の紹介をしているものと、本の紹介をしてそれにまつわるエッセイ的なことをかいているものとがあったような気がする。書き下ろしのは、ほとんど本について書いてない物だったような気がする。「締め切りに間に合わない」的な、ちょっと調子に乗っているようなことも書いていた。 最後に中村文則という作家との対談が載っていたが、この中村氏が、かなり上から語っていて、「又吉くん」とか言っていたり、何かそれが面白いと言うか何と言うかって感じだった。多分この対談の中でなんでこのタイトルにしたかみたいな説明があって、それは「第1じゃなくて第2」「図書係長じゃなくてただの図書係」「それに補佐までつけた」みたいな感じでつけたらしい。なんかこの辺りが、関西ノリだなあと思った。 著者の又吉直樹は、お笑い芸人で、性格が暗いみたいなことを売りにしている。が、この人は、いわゆるスポーツ名門校にサッカーで入学していたり、顔もそこそこ良いし、この本によると実家も金持ちっぽいし、またこの本によると小学校に上がる前から漫才のネタを書いていたり、御存じのように芥川賞作家だったり、人生ずっと表舞台を歩いてきた人なんだと思う。
再読したい
一つ一つが短く読みやすいです。エッセイを読んでいるようで楽しいです。再読したくなるような本です。
EXITの兼近さんが読んだと知り、購入しました。本の紹介のようで又吉さんの人生と重なり合う表現の面白さがあります。一冊ずつ短い完結型なのでカバンに入れて、ちょっとした待ち時間に読みやすいです。自分で本を探すのもいいけど、こういう形で自分では多分選ばない作品と出会うのもいいと思いました。
お笑い芸人EXITの兼近さんが芸人を目指すきっかけになったということで購入。(大ファンなので)読み進める途中ですが、本の紹介の仕方が独特で、又吉さんすごい!と思いました。兼近さんが引き込まれたのもわかるような気がしました。読書の世界を広げるきっかけになる1冊だと思います。
芥川賞受賞作の「火花」が余りにも作品の評価と自分の感覚がかけ離れ過ぎてガッカリを通り越して失望を覚えたのに比べ、こちらは極々簡潔に本の紹介がされていて、その選ばれた本の種類のふり幅の大きさに本当の読書人だということが証明された感がありそれなりに面白かったです。