大和6号墳は、奈良盆地北部の佐紀古墳群中にあり、直径約30メートル、5世紀築造の円墳で、宇和奈辺陵墓参考地(ウワナベ古墳)の北側に位置する陪冢(現在は消滅)。本書はそこから出土し、現在、宮内庁書陵部が所蔵している遺物の整理報告書です。
大和6号墳では国内最多となる909点の鉄鋌(てってい)が出土しています。鉄鋌は用途や製作地(国内もしくは朝鮮半島)などわからない点が多くありましたが、本調査では出土した鉄鋌のうち大型の274点を詳細に調査し、100点は製作状況が判明しました。
巻頭図版
序文
例言
第1章 報告書作成の目的とこれまでの経過
第1節 報告書の目的と構成
第2節 出土遺物収蔵の経緯と背景
第3節 保管と活用
第4節 レプリカの作成
第5節 整理作業の経過
第2章 周辺の環境と既往の調査・研究
第1節 地理的環境
第2節 歴史的環境
第3節 宇和奈辺陵墓参考地と陪冢
第4節 既往の調査・研究ー宇和奈辺陵墓参考地を中心にー
第5節 出土遺物研究史ー鉄製品を中心としてー
第3章 昭和20(1945)年〜昭和21(1946)年の調査
第1節 調査に至る経緯と調査の経過ー当時の記録からー
第2節 墳丘の位置・形態・規模と外表施設
第3節 埋納施設の構造と遺物の出土状況
第4節 奈良県立橿原考古学研究所所蔵の調査写真
第5節 その後の宇和奈辺陵墓参考地旧陪冢ろ号
第4章 昭和20(1945)年〜昭和21(1946)年調査の出土遺物
第1節 出土遺物の概要
第2節 鉄鋌
第3節 鉄製農工具
第4節 石製模造品
第5節 埴輪
第5章 総括
旧陪冢ろ号の調査について
出土遺物について
大鉄鋌の分析結果について
附編1 大和6号墳と周辺古墳の調査
附編2 宇和奈辺陵墓参考地旧陪冢ろ号出土遺物の自然科学分析
第1章 宇和奈辺陵墓参考地旧陪冢ろ号(大和6号墳)出土遺物の研究
第2章 宇和奈辺陵墓参考地旧陪冢ろ号出土遺物付着物等の自然科学分析
図版
抄録
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