師から弟子への仏法伝授、寺院経営や財産管理にともなう教団形成、本山と末寺のまとまり、修学活動、源頼朝・足利尊氏・豊臣秀吉ら施政者による外護…。中世の寺院をとりまいて、さまざまなネットワークが存在した。人と人との交流、それらを組み込んだ組織間のつながりなどを描き、日本仏教を存続させ発展を支えてきた具体的な姿と役割に迫る。
はじめに
1 中世の寺院と寺僧
一章 源頼朝と重源上人ー僧俗の思惑ー
二章 円照と凝然ー諸宗兼学ー
三章 慈猛と審海ー戒律と真言ー
四章 釼阿と湛睿ー律院の修学ー
五章 賢俊と尊氏ー出家の忠節ー
2 密教の伝授と法流
一章 空海と最澄ー密教の請来ー
二章 勝覚と定海ー密教法流の相承ー
三章 憲深と頼瑜ー密教教学の再検討ー
四章 後宇多法皇と報恩院憲淳ー真言密教への傾倒のなかでー
五章 三宝院満済と報恩院隆源ー三宝院流の復活ー
六章 三宝院義演と豊臣秀吉ー醍醐寺の再興ー
3 浄土宗の展開
一章 法然と親鸞ー浄土教から浄土宗へー
二章 親鸞と良忠ー東国の「浄土宗」-
三章 真仏と顕智ー真宗高田門徒の発展ー
四章 聖冏と聖聡ー浄土宗教団の成立ー
五章 蓮如と真慧ー真宗教団の分裂ー
六章 顕如と秀吉ー本願寺と石山合戦ー
おわりに
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