経済的破綻に更生はありえても、文化的破綻はその民族の自滅につながる。文化的生存の道は、自らの文化を、他文化と相対化することによって再把握し、そこから新しい文化を築くことしかない、とする著者が、日本人とヨーロッパ人、ユダヤ人、アラブ人との差異を、ことばや宗教、あるいは法意識などを通してわかりやすく解明した独特の比較文化論。日本文化の特性が如実に浮き彫りにされ、私たち自身を見直すうえで絶好の書である。
1 ひとりよがりの日本人
2 民族による臨在感の違い
3 セム族の臨在感の特徴
4 臨在感の歴史的裏づけ
5 ショフティムと多数決原理
6 言葉を重んじるセム族の伝統
7 正統と異端・護教諭とその裁定
8 言葉の差ーー神概念の相違
9 ものの見方の差
レビュー(14件)
アイデンティティー
マイノリティーからマジョリティーまで、世界各国に存在する多種多様の各民族が昔から持っている独自の文化を、筆者の手法で比較しようとしている。宗教や生活様式、芸術、思想等を含んだ独自の文化を持ち続けることで其の民族は絶える事無く永遠に続くが、文化が無くなると途絶える。経済には波が在るが、例え経済で破綻しても、隷属せずに独自の文化・誇りを持ち続けるならば、必ず其れを基に復活する。一個人としても、「自分」を堅持し誇りを失わない様にすれば、必ず立ち直れる様に思います。
お勧め度を★三つにしたのは、社長に頼まれて買った本なので、内容が分からないからです。 何かで紹介が載っていたとの事で、読んでみたかったそうです。 ただ、薄さに驚いていました(笑)