人間の領域性=「領域(境界で画された区域)を用いた空間と行動の戦略的管理」の機能と効果を、地理学的視点から理論化する。部族社会から中世キリスト教会、開拓時代の米国、産業革命以降の職場まで多様なスケールの領域利用を解きほぐし、権力と空間をめぐる議論を方向付けた名著の全訳。
日本語版への序文
原著謝辞
はじめに
1 領域性の意味
領域性の例
チペワ族
家庭
職場
意味についての注記
領域性を定義する
領域性の意義
これまでのアプローチ
領域性と地理学
領域性と歴史
2 理論
領域性の社会的構築
理論ーーパート1
領域性の10の傾向
主たる組み合わせ
理論ーーパート2
結合ーー歴史と理論
ウェーバー
マルクス
3 歴史的モデルーー領域性,空間,そして時間
傾向と複雑性
原始社会の政治経済
世帯経済
領域性
空間,場所,そして時間
文明社会
領域的モデル
空間,時間,領域性における変化
資本主義
メカニズム
イデオロギー
空間,時間
領域性
4 カトリック教会
領域と見える教会
教会領域のタイプ
原始キリスト教
ユダヤ教の文脈
初期のキリスト教組織
領域性
初期のローマ教会
中世初期
封建化
中世末期とルネサンス
宗教改革とその後
プロテスタント教義
宗教改革後の教会
5 アメリカの領域的システム
新大陸発見と植民地化
抽象的な領域と空間の出現
植民地領有の主張
北アメリカとアイルランド
領域の社会的定義の減少
その他の領域的効果
独立革命期と西方拡大
建国の父たち
憲法
20世紀の領域的効果への視点
なぜ領域なのか
領域のレベル
国家領域の役割の増大
領域の数と均一性の増大
ネオ・マルクス主義的観点
6 職場
空にできて非人格的な空間
解釈
労働の効果
領域と空間
家庭
あいまい化
現代的状況における領域の力学
7 結論ーー社会,領域,そして空間
解題(山崎孝史)
人名索引
主題索引
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