新人作家の発掘と育成を目指す岩手の総合文芸誌。第83号の優秀作・小説は、1964年東京五輪直前の高度経済成長期の世相と庶民の姿を生き生きと描いた佐藤幸浩さん=一関市花泉町=の「瀬峰(せみね)の朝」です。
第83号は最終選考に小説8編が残り、編集委員の鈴木文彦さん、久美沙織さん、大村友貴美さんの合議で選考。佐藤さんのほか、入選作3編が選ばれました。
巻頭コラムは2020年、「法廷遊戯」でミステリー界にさっそうとデビューした弁護士作家の五十嵐律人さん(盛岡市出身)です。
・巻頭コラム 五十嵐律人「かつてのニュータウン」
・優秀作 佐藤幸浩「瀬峰の朝」
・入選作 中村均「病院の神様」
谷村行海「ナイトステップ」
片居木ハナ「お茶でも一杯」
・寄稿・小説 小田島比呂「ブエノスアイレス」
・寄稿・評論 立川ゆかり「光瀬龍ーー転輪王と束稲山と苔たちの関係」
・第82号合評会から
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