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いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか”の問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。
いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか”の問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。
レビュー(145件)
上下巻読了。富士山で亡くなった山岳カメラマンを目指していた旧友を思い出した。 彼はでしゃばらないが、しっかり自分を持っていた。頑固な部分があった。 冬山は怖い。孤独とどう向き合うか、どう悦びを見つけるか。考えさせる本だった。
登山をする人は
一度は読んでおくべきかと思います。上下巻一気に読めました。
同郷の山人として
同郷の山人として、いつかは読破せなばと思ってました。時代背景は、ちと古く入り込みは浅くなるが、勝手知ったる場所での展開はなじみ深い物があります。
一度読んでみたかった
本のレビューを読んで、非常に興味がわきました。 まだ読んでいませんが非常に楽しみです。
ほんとおもしろい。
小説を読んでから漫画をみるとより面白いです。