はじめに
凡例
●第1部 オンライン状況下の在来音楽の民族誌的記述に向けて
第1章 序論
1 問題の所在
2 研究対象への接近
3 本書の構成
第2章 民族誌的探究の背景──調査村の概観
1 サワンナケート県の地理的・歴史的概況
2 村の形成史
3 民族構成、家族・親族
4 村のエスニシティ──重層的なエスニシティの使い分け
5 言語環境の変化
6 生業
7 祖先崇拝と仏教の力のせめぎあいのなかで
●第2部 五感統合の軸──伝統文化の維持
第3章 ラムとは何か
1 聴覚重視の音楽的行為
2 山地ラオの旋律と言語の関係
第4章 民間治療とラム歌唱──紡がれる祖先と子孫の社会関係
1 村の「伝統病院」
2 ラム歌唱能力と呪術的実践の併存
3 治療で使われる供物とラムの旋律
4 感覚的経験を通して生成される祖先表象
5 社会関係の再活性化
6 小括
第5章 感覚器間相互作用を活かした創造的な調整行為──仏教化を背景に
1 外部社会から招いた守護霊
2 神々に捧げるラムの旋律
3 新米──出安居の儀の事例
4 酒壺と酒──清祓の儀の事例1
5 カー・ソー語の響き──清祓の儀の事例2
6 小括
第6章 五感統合の音楽的行為──複数の精霊との遊びの事例
1 仕掛けの布置
2 統合的五感の身体的経験
3 小括
●第3部 五感分断の軸──在来音楽配信のオンライン化
第7章 多感覚の減縮に伴う音楽経験
1 つながることへの期待──音環境の変化のなかで
2 複製技術の高度情報化にみる多感覚の縮減的身体経験
3 生き残る感覚的経験
4 小括
第8章 総括と討論
1 各章のまとめ
2 民族共同体を超えた社会関係やコミュニティの形成にみる身体の働き
3 五感統合の身体的な感覚経験を活かした音楽
あとがき
参考文献・初出一覧・付録資料・索引・写真・図・表一覧
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