住居学は底辺の広い学問であり、家をつくる側、そこに住まう側、そしてそれを維持管理する側など多角的に学ばねばならない。本書ではこれらの多様な側面に対応すべく各章ごとに、あるいはさらに細分化し、それぞれの専門領域の執筆者が大勢参加している。そして今私達に必要なことは、住宅に関する詳細な知識を得ることではなく、住居に関する自分の基本的な考え方と判断力をもつことである。したがって本書から、全体を通して住居とは何かという執筆者達からのメッセージを組みとり、これからの住まいに正しい指針を与えられるような英知を養ってほしい。
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