ルピナスさんは、海をみおろすおかのうえにある、小さないえにすんでいます。いえのまわりには、あおや、むらさきや、ピンクの花が、さきみだれています。ルピナスさんは小さなおばあさんですが、むかしからおばあさんだったわけではありません。世界中を旅行しましたし、「世の中を美しくする」ためにステキなことを思いつきました。この絵本は一人の女性の人生の輝きを、ルピナスの花に託して、静かに語りかけてくれます。バーバラ・クーニーは、板に水彩絵の具で描き、色えんぴつでアクセントをつけるという独特な画法で、詩情あふれる物語世界を作りあげています。6歳から。
レビュー(76件)
きかいがあればじかいもりようしたいです。
生きること
自分の一生をなんのために生きるのか。 何ができるのか。 いろんなことを考えさせられる本です。 小学校低学年でも読めるけれど、本当に響いたり、内容がわかるのは 高学年くらいからかでしょうか。 私がこの本に出会ったのは大人になってからですが、ことあるごとに 開いて、自分を見つめたくなる。そんな本です。
プレゼント用に購入しました。 色合いが明るくて、かわいい絵本だと思います。
「とても気に入っているいいお話なのでプレゼントします」とその方のルピナスさんの絵本をいただいたのですが、本当にとても素敵なお話でしたので同じものを購入しおかえしにプレゼントしました。
一面のルピナス
以前北欧を旅した際、郊外の道端に延々とルピナスが咲いている風景を見ました。花はわりと大きくて、近づくと意外にグロテスクな印象もありましたが、涼しげな色が風に揺れる可憐な様が目に焼き付いています。異国情緒たっぷりでした。 その情景を思い出しながら読み返しています。