流布本『保元物語』『平治物語』にみる 物語の変遷と背景
序 章ーー戦後研究史を踏まえてーー
第一部 流布本『保元物語』『平治物語』の成立
第一章 流布本『保元物語』『平治物語』の生成
第一節 成立期の下限ーー『榻鴫暁筆』との関係からーー
第二節 相互の影響関係ーー言葉の交錯の吟味からーー
第二章 流布本『保元物語』『平治物語』の特性
第一節 全体志向の個別性
第二節 人物造型についてーー為義・義朝像の拡大を通してーー
第三節 子どもの哀話の改作方法ーー涙の削除を中心にーー
第三章 流布本『保元物語』『平治物語』にみる物語の変遷と本質
第一節 流布本における乱の認識と物語の改作
--先出諸本に対する読みからーー
第二節 合戦場面の改変の位置付けーー中世文学研究の中でーー
第二部 流布本成立以降の保元物語・平治物語の展開
第一章 近世における『保元物語』『平治物語』の受容
--絵画と写本の世界からーー
第一節 早稲田大学図書館蔵『平治物語絵巻 六波羅合戦巻』
からみる模本の世界
第二節 「六波羅合戦巻」の模本から捉える物語と絵画の世界の方向性
--センチュリー文化財団蔵(斯道文庫寄託)本を中心にーー
第三節 センチュリー文化財団蔵(斯道文庫寄託)
奈良絵本改装絵巻『平治物語』と諸本の交渉
第四節 近世における軍記物語の購入の一例
--津田葛根と書物との邂逅からーー
附録 津田葛根関連史料翻刻
第二章 近代における『保元物語』『平治物語』の変様
第一節 近代日本における『保元物語』『平治物語』の発信
--流布本を基軸としてーー
第三部 室町末・戦国期の文学と社会ーー流布本生成に至る土壌ーー
第一章 室町末・戦国期の文学の表現の連鎖
第一節 流布本『保元物語』『平治物語』を紡ぎ出す言葉
--他作品との繫がりーー
第二節 流布本『保元物語』と流布本『平治物語』が纏う〈知〉の違い
第二章 室町末・戦国期の文学と社会の連関ーー乱世意識・教訓との連動ーー
第一節 『榻鴫暁筆』の諸本の展開
附録 『榻鴫暁筆』の諸本の書誌情報一覧
第二節 「血気の勇者」にみる室町期以降の価値観と
文学・社会の連動
終 章
初出一覧
あとがき
索引(書名・人名)
英文要旨
(令和2年度日本学術振興会助成図書)
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