新型コロナ禍により、見えない脅威への不安や恐れが広がり、私たちの生活は大きく変容した。特集では、恐れ/畏れの内実をキリスト教思想やハイデガーから読み解き、宗教行事のオンライン化の可能性と限界を考察し、治癒の経験知がコロナ禍へどう応答しうるかを探る。
【特集 恐れ/畏れを生きる】
恐れ/畏れを生きる
-- 一キリスト教思想史家の視点……安酸敏眞
モニターに聖なるものは立ち現れるか
--宗教儀礼配信についての一考察……小野真龍
未知なるものがもたらす心身の変様
--治療文化論から……森岡正芳
潜在する根本気分
--ハイデガー『存在と時間』における不安の分析の意義について……松本直樹
■論文
「仏教改良」の語り方
--明治中期における仏教知識人の言説空間を中心として……呉 佩遥
和辻倫理学における空の弁証法について……栗山はるな
武藤一雄における「信仰神秘主義」
--キルケゴールの「キリストとの同時性」を中心に……張 潔
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