整数に関する問題は、とても奥が深く、そして興味深いものが多く存在しています。しかし、未解決の問題も数多く存在しています。それほど深淵で、私たちの興味を掻き立てる分野だといえます。 高校の数学においても整数に関する問題は扱いますが、あまり深い内容までは扱いません。しかし、入試問題には整数問題に関する興味深い内容を扱ったものが数多く出題されています。 本書では整数問題を基礎的な内容から、少し発展的な内容までを扱っています。特にユークリッドの互除法や一次不定方程式の解法では行列を用いた方法を多用しています。また、教科書では扱わないものも含まれています。行列については、基礎的な事項には触れていないので、各自基礎事項を学習してから臨んでほしいと思います。 さらに、同じ問題でも解法の仕方がいくつも存在するのが数論の面白いところです。扱っている例題の数値が同じものが出てきますが、手法が違っているので気を付けて見てください。 後半では、連分数やペル方程式、ピタゴラス数など、入試に頻出な問題も扱っています。できるだけ具体例をもとに、簡単な例題を多く扱うようにしているので、最後まで読み進んでいただきたいと思います。
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