都市の世界史(8)
: アンドリュー・リース/南塚 信吾/秋山 晋吾/鹿住 大助
21世紀、世界の都市人口は農村人口を超え、人間の生活様式はますます都市的になっている。しかし、都市はそれが存在する時代や地域によって多様であり、さまざまな現実や表象が入り交じって都市イメージを形成している。本書は、古代メソポタミアから現代における郊外化や途上国で「巨大都市」が興る現象まで、5000年以上におよぶ人間と都市の歴史をコンパクトに整理して描き出す。都市と呼ばれる現象が世界各地でどのように興り、都市の衰退や成長が地域的な連関や地球規模での歴史の変化にどのようにつながっているのかを展望できる書。
第1章 初期都市の起源と位置ーー紀元前3500〜500年
都市の起源
都市の位置ーーメソポタミア
エジプト・フェニキアの都市
南アジアの都市
ラテンアメリカの都市
第2章 大都市ーー紀元前500〜紀元300年
アテネ
アレクサンドリア
ローマ
パータリプトラ
長安と洛陽
中央アメリカの都市
第3章 衰退と発展ーー1300〜1500年
都市の衰退期
コンスタンティノープル
バグダード
長安
テノチティトラン
都市の再成長
第4章 首都、文化、植民地化、革命ーー1500〜1800年
ヨーロッパの首都
アジアの都市
ラテンアメリカ
フィラデルフィア
フランス革命
第5章 工業化時代における都市の成長とその結果ーー1800〜1914年
産業革命と都市の成長
都市の裏側
都市の改革
第6章 植民都市ーー1800〜1914年
帝国主義の影響
植民都市の住民と権力
公衆衛生と人種の隔離
公共建築と支配
植民都市と抵抗運動
第7章 破壊と再建ーー1914〜1960年
第一次世界大戦下の都市
ロシア革命
第二次世界大戦と都市の破壊
都市の再建
第8章 1950年以降の都市の衰退と成長
脱工業化と都市郊外化
巨大都市の出現
新興都市における貧困・不衛生
都市への称賛
参考文献
訳者あとがき
索 引
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