親子の間にある愛と憎しみについて、依存について、親離れと自立、思春期の娘をもつ親へのアドバイスなど、親と子のさまざまな問題を中心に、中高年の心の問題や、シゾイド人間と自己愛人間、対象喪失とモーニングなど、人間の心についての深くておもしろいお話を幅広く集めた一般向け講演集の文庫化。精神分析的なものの見方が、やさしく、わかりやすく語られる。親子の問題に悩む一般読者から、カウンセラー、精神科医まで。解説は、相田信男氏。
I 依存のすすめ
日本は甘えの文化
自立するためのじょうずな依存
共に共存し合うこと
II 思春期の娘と母
娘に伝えたい新しい女性の生き方
思春期の子どもの秘密と嘘
III 親と子の憎しみ、怨み
時代の中の子ども
怨みの世界と子どもの心
父と子の愛と憎しみ
おわりに
IV 老いの心理と中年の心の危機
高齢者に対する差別と偏見
中高年夫婦の問題
中年における心の惑い
V 自立を支える親の役割
高齢化社会と親子関係
「分離」と「個体化」の親子論
子どもとの信頼を結ぶ母親
思春期の親離れ
子どもの自立を励ます家庭
VI 悲しみといやし
対象喪失とは
対象喪失によって起こる心の反応
喪の仕事
VII 引きこもりの時代
シゾイド人間とは
シゾイド人間の変遷
自己愛について
まとめ
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