古代ギリシアの原子論は“まったく空想的なものに過ぎない”というのは間違いです。それは立派な実験的な根拠をもっていて、アルキメデスなどの古代ギリシアの科学を生み育てていたのです。また原子論は、近代科学が成立したから復活したのではありません。事実はその逆です。原子論は、古代の復興をめざすルネサンスの運動がはじまるとすぐに復活しました。そして、その原子論が近代科学の発展をリードすることになったのです。原子論についての通念をくつがえす。本書は、「世界史や科学史、それに科学の考え方についてまるで知らない」という人でも読みすすめることができるように書かれています。
レビュー(0件)