土曜日の午後。百名を超えるテロリストに、市民ホールは占拠された。人質の市民は千名。テロリストたちは、見せしめのために、人質の市民たちを殺し始めた。 「ごめんなさいね。母親なのに、あなたを守れなくて。だけど、死ぬときは一緒よ。一緒に、死にましょう」 「違うわ、ママ。あきらめるには、まだ早すぎる。なぜなら、生きているかぎり、戦える。たとえこの両手に、なにも武器がなくとも。戦う勇気と知恵さえあれば、戦える」 あたしはまだ、生きている。この命、燃え尽きるまで戦う。 赤毛の美少女ルビー・クールは、立ち上がった。無数の銃口を向ける男たちに向かい、冷ややかに言い放った。 「あなたたちの革命の時間は、もう終わり。ここからは、あたしの革命の時間よ」 孤立無援で、絶体絶命。 だが、ルビー・クールの逆襲は、ここから始まる。
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