熊谷守一(1880年から1977年)画家。
見えないものを描く、無形の領域を描く。死に出会うことで、逆に生きるということは何かを追い求めた。守一の創造の源泉は何か。なぜ作品の生命力はやどるのか。画家である著者が、周辺史料、そして作品、関係者の証言から解き明かす。庭の中で絵を描くことだけに没頭したその97年の生涯。
序 章 無形の領域
1 岩にしみいる水を描こうと
2 常識から無関心でいられる
第一章 生い立ち
1 父孫六郎と真逆に
2 絵描きを志す
3 平均的な美校生からの覚醒
第二章 感性の確立
1 死生観
2 関東大震災と「特異な視覚」
3 守一の結婚
第三章 守一が心開いた人々
1 守一と心かよわせた五人
2 生涯の友人信時潔
第四章 見えないものを追って
1 守一の作品における裸婦
2 守一の作品とは
第五章 作品で辿る守一の戦後
1 「生きる」ことへの姿勢
2 「死」からの解放
終 章 守一と無形
主要参考文献
あとがき
熊谷守一略年譜
熊谷守一没後に開催された主な企画展
人名・事項・作品索引
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