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ホーキング博士の難解な宇宙論がブームになったことは記憶に新しい。そんな難解な理論の代表格が、ホーキング理論の基礎でもあるアインシュタインの「相対性理論」ではないだろうか。 実は、相対性理論は彼がいなかったら成立しなかったというわけではない。その発表とともに世界の学者たちが「ああ、そうだったのか」と、直ちに理解したのである。別の見方をすれば、相対性理論は天才しかわからないものではなく、素直に考えればなるほどそうだったのかと誰でも思えるものなのだ。 本書は、従来の解説書と違い、数式をできるだけ使わず、イラストや図解を多用することで、スラスラと理解できる入門書。あなたをアインシュタインの不思議で謎に満ちた世界へと誘います。 全体を10章に分け、「アインシュタインの生涯」「遅れる時間の不思議」「双子のパラドックス」などのテーマごとに解説。楽しく読み進むだけで理解できるように構成された画期的な一冊。
レビュー(130件)
中学生のころにブルーバックスで相対性理論の入門書を読んだのですが、内容を忘れてしまっていたので購入してみました。 わかりやすく書かれています。
ちょうどいいサイズでカバンに入りやすい。 本の内容は、それほど難しくなく分かりやすい。 すらっと読める。
本屋を何件か探しましたが置いてなかったので、こちらで購入。相対性理論の本ははじめて読むので初心者でもわかりやすそうなこの本にしました!読むのがたのしみです!
面白い
子供の頃から宇宙好きのオジサンです。 今さらのように簡単で良いから宇宙について勉強したいなと思いましたが、それには相対性理論が避けて通れない、でも相対性理論の言いたい事は分かるけど納得(理解)が出来ないと感じ、今回この本書を手にしてみました。が結局、難しくて何も納得が出来ないまま読み終えてしまいました(苦笑)本書にも書いて有りましたが、相対性理論の醍醐味を本当に理解するには物理や数学の知識が欠かせないのだと、今回改めて思い知らされましたね。やっぱり”下地”って大切です。ただ本書を読む事で相対性理論の言わんとしている事が、例え納得は出来なくても改めて勉強出来たのは、たぶん非常にプラスに成ったと感じています。 本書を書いた佐藤勝彦さんは宇宙を取り扱うサイエンス番組ではお馴染みの先生です。この先生、たぶん宇宙や物理が”とにかく好き”な方なんだろうなと想像していましたが、本書を読んで先生は(※宇宙好きにとって)魅力に溢れる方だと感じました。難しい内容で理解し難い部分も有ったけど本当に楽しめたので、続編?の『相対性理論の世界へようこそ』も買ってしまいました。これを読んだら次は『量子論を楽しむ本』に行ってみたいと思ってます。 最後に一言だけ、たぶん相対性理論を理解するには物理や数学の知識は勿論だと思うけど、それより大切なのは汚れていない「心」が必要だと思いました。相対性理論の言わんとしている事は、大人より子供の方が理解出来ると、こんな感想を持ちましたね。大人の心では素直に受け止められません。ちょっと難しいけど好奇心に満ちた子供にこそ読んで貰いたい本だと思います。
六年生の息子は楽しく読んでます。少し早いかな?と思ったけどこういう分野に興味のある子は幼くても楽しめるはずです