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死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。極上のベストセラー。(講談社文庫) 嘘を重ねるほどに、真実に近づいていく。京極夏彦が紡ぐ究極の謎(ミステリー) 「王様のブランチ」「ダ・ヴィンチ」などで絶賛! 極上のベストセラー!! 死んだ女のことを教えてくれないか。三箇月前、自宅マンションで何者かによって殺された鹿島亜佐美。突如現れた無礼な男が、彼女のことを私に尋ねる。私は彼女の何を知っていたというのだろう。交わらない会話の先に浮かび上がるのは、人とは思えぬほどの心の昏(くら)がり。極上のベストセラー。<解説・辻村深月> ※本作品は2010年5月に単行本として刊行されたものです。文庫版として出版するにあたり、本文レイアウトに合わせて、加筆訂正がなされていますが、ストーリーなどは変わっておりません。 一人目。 二人目。 三人目。 四人目。 五人目。 六人目。
レビュー(228件)
死ねばいいのに
一人の男性が親しかった女性のことを女性と親しくしていた男性に詳しく聞き取りをしていって身罷った女性のことを思い出させようとするストーリーかと思って読み進んでいくとグサッとナイフで刺すがごとく「死ねばいいのに」というセリフが出てくる。他の小説とは違った面白さのある小説だと思って読み進みました。
頼まれて購入したので内容はわかりません。普通にしておきます。
タイトルがタイトルだけに店舗では買いにくいかもw 内容は面白いので買ってよかった。
死ねばいいのに
このタイトルを目にした瞬間、買うことを決めていたような…。 しばらくはなかなか読むチャンスがなく、 かなり経ってから手に取りました。 内容が予想付かなくてドキドキしながら初めの行を読みました。 なるほど、と思いリズムに乗ってどんどん読み進めました。が、 自分の中に生まれた黒いシミのようなものが突如膨らむような瞬間があり、 嫌な予感といいますか… あ、気持ちを語り過ぎますと内容に触れてしまいそうなので、やめます。 辻村さんの解説も面白かったです。 オビに辻村深月さんの解説の一部がありましたので― この本が、身勝手な彼らを断じる爽快な物語という枠をなくし、 自分もまたケンヤによって奈落に突き落とされる側なのだと気付いた時、 この本と、そしてこのタイトルを据えた京極さんの怖さと凄さが改めて 身に迫る。 さらに怖いのは、それでも読む手を止められないことだ。
京極夏彦最高傑作かも
京極夏彦はデビュー時から2002年頃まではすべて読んでいました。その後、通勤形態が変わったのでだんだん読書の時間も減り、読まなくなっていました。 久々に読んだのですが、これは凄い。衝撃的でした。 一人でも多くの人に読んで欲しいですね。