人間は「考える」能力を持っている。考える能力には、大切な事柄を記憶する、問題を解く、どちらが良いか判断する、旅行の計画を立てるなど、意識的に考える能力のほか、見る、聞く、驚くなど、無意識的に考える能力がある。この「考える」ことが、広い意味での知覚・認知機能である。知覚・認知心理学はこのような、「考える」ことを科学する学問領域である。認知の低次過程といえる感覚・知覚や感情などの無意識的な機能から、問題解決や判断・意思決定などのより高次で意識的な認知機能のしくみを、その発達過程や障害も含めて解説する。
1.知覚・認知心理学の概要ー「考える」ことの科学ー 2.知覚・認知の神経的基盤ー脳が考えるー 3.知覚・認知心理学の研究法ー「考える」ことをいかに科学するかー 4.感覚のしくみ 5.知覚のしくみ 6.注意のしくみ 7.記憶のしくみ 8.日常の記憶 9.推論のしくみ 10.問題解決と熟達化 11.判断と意思決定 12.知覚・認知と言語 13.知覚・認知と感情 14.知覚・認知の発達 15.知覚・認知の障害
レビュー(0件)