2DKの幻想を打ち破る建築論。「個室群住居」を提唱し、生活の器としての「普通の家」を考究。近代の建築と住居を問い、建具や水まわりの文化を論じる。言説と技術と美意識の架橋をめざした稀代の建築家の設計思想。
第一章 個室の計画学
1 レキシコン 個室群住居の基礎知識ーー概念と実体の厳密な架橋に、こだわり続けて
2〈近代住宅〉と〈個室群住居〉、そして〈SOHO〉型ができるまで
3 都市を生きるーー集まって棲まうということ
第二章 住宅の逆説
1 生活、文化、技術。
2 技術思想としての工作
3 社会変化と水まわりの変遷ーー「家族」は「個族」、その水まわり
第三章 日常へ。-2DKの意味、近代住居の内的構造
1 戦後住宅の変節
2 2DKの意味
3 私生活の館
4 私的生活の現実
第四章 「普通の家」
1 建築の普通さへのノォトII
2 モダンデザインにおける匿名性原理の消長ーー窮乏日本が編み出したもうひとつの近代建築
3 社会派として
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