- 14
- 4.28
東京湾臨海署管内で救急搬送の知らせが三件立て続けに入り、同じ毒物で全員が死亡した。彼らにつながりはなく、共通点も見つからない。テロの可能性も考えられるなか、犯人らしい人物から臨海署宛に犯行を重ねることを示唆するメールが届くーー。強行犯第一係長・安積警部補は過去に臨海署で扱った事件を調べることになり、四年半前に起きた宮間事件に注目する。拘留中の宮間は、いまだ無罪を主張しているという。安積は再捜査を始めようとするが…。
東京湾臨海署管内で救急搬送の知らせが三件立て続けに入り、同じ毒物で全員が死亡した。彼らにつながりはなく、共通点も見つからない。テロの可能性も考えられるなか、犯人らしい人物から臨海署宛に犯行を重ねることを示唆するメールが届くーー。強行犯第一係長・安積警部補は過去に臨海署で扱った事件を調べることになり、四年半前に起きた宮間事件に注目する。拘留中の宮間は、いまだ無罪を主張しているという。安積は再捜査を始めようとするが…。
レビュー(14件)
安積班シリーズは全巻読んでいます。警察官としての信念を貫き通す姿勢がいつもながら良いです。部下への信頼も持ち合わせていて、羨ましい上司像です。内容はさほど複雑ではないので、あっさり読み終えますが、なかなか好きな作品でした。
◎役者さんの顔まで浮かんできます。
〇中間管理職がいかに優秀でも、その上司が役職に即していなければ、中間管理職の独りよがりになってしまう、そんな場面が印象に残りました。 〇読み進めていくと、テレビドラマの初期バージョン(臨海署)時の役者さんの顔が浮かんできます。今思えば、よくぞ小説イメージに見合った役者さんを揃えたものだと、改めて感心します。できれば、初期バージョンドラマの続きが見たいですね。