太陽系の中でも、液体の水をたたえた惑星は、現在地球だけである。地球という惑星の進化は、水のはたらきを抜きにしては語ることができない。地球の大きな特徴である生命の存在も、「水」に支えられている。また、水は地球の表層だけではなく、プレートテクトニクスと共に、地球の内部に取り込まれ、地質学的なスケールで大循環している。しかも今後、6億年で、海の水はすべて地球内部に吸収され、海は消失してしまうという。本書では、地球の歴史を振り返りながら、「水」が地球の環境のなかで、どのような働きをしているのか? を見ていきながら、私たちにとっても欠かせない「水」を地球規模のスケールで解説していく。
主な内容
第1章 原始海の誕生海の誕生
第2章 地球上で生命を育む水
第3章 地球表層での海の役割
第4章 地球内部での水の循環
第5章 地球内部へと吸収される海
第6章 海が消える日
レビュー(2件)
読みやすい地球の水が身近になる
ブルーバックスシリーズをはじめて手に取った。放送大学学園の講座で同分野を受講した事もあるが2024年時点の話題に加えて講座教本よりもわかりやすく、読み物としても楽しめる。同時に南海トラフ地震、気候危機と危惧に対しても知見と地球のあり様を伝えてくれた。シリーズができた目的通り、興味がある人に理系文系の隔てなく読んでほしい本です。とりあえず、理科教師に贈りました。