「かわいい子犬画」はどのように成立したのか
中国・朝鮮から伝わり、応挙が完成させた子犬の絵は、蘆雪をはじめ多くの後継者を経て、近代へとつながっていく。子犬の絵に魅せられた学芸員がひもとく、初めての絵画史。
応挙の子犬の絵がなかったら、
生きる道はまた違っていたかもしれない。
──「あとがき」より──
円山応挙、長沢蘆雪、俵屋宗達、与謝蕪村、伊藤若冲……
国内外の美術館・博物館、プライベートコレクションから選りすぐりの116点が大集合!
一章 海の向こうの子犬の絵
二章 日本の子犬の絵
三章 犬の美術あれこれ
レビュー(9件)
私は犬より断然猫が好きなのだが、応挙と蘆雪の子犬の絵に惹かれたのと、朝鮮王朝時代の画家、李巌の犬の絵を見たかったので、図書館で借りた後、購入。 ただ絵の解説だけでなく、国や時代の流れについての記述もあり、まさに「絵画史」。 浮世絵や工芸品などの写真もある。 絵の解説からは著者の犬への愛情が伝わってくる。 ページはやや横に広いので、開いて読んでいると指がやや辛くもなったが、横長の絵画を味わえる作りになっている。 もちろん、絵画は基本的に全体図と拡大図の掲載。 値段はやや張るが、紙質もやや厚いし、満足。
とてもかわいい~ 本は厚めですがサイズが小さめなので、いつでも手に取れて良いです。可愛くてニコニコ、癒されています。
好みど真ん中! 広く浅く犬の絵オンリー! ただし、中村芳中や神坂雪佳の記述は微小。
とにかく可愛いです。現代のイラストとは違う日本画の犬は私にとってたまらなく愛おしい気持ちにさせてくれます。愛蔵本として保存用に一冊買いたいくらいです。昔の人々も仔犬を愛おしく感じて表現していたのだなと人と犬との繋がりも感じました。 同じく犬好きな家族にもおすすめしました。