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グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。なぜなら、これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、ということをよくわかっているからです。 では、そのように考える具体的な理由はなんなのでしょうか? (本文より) 目次 第1章 論理的・理性的な情報処理スキルの限界 第2章 巨大な「自己実現欲求の市場」の登場 第3章 システムの変化が早すぎる世界 第4章 脳科学と美意識 第5章 受験エリートと美意識 第6章 美のモノサシ 第7章 どう「美意識」を鍛えるか?
レビュー(474件)
到着した本が新書とは思えないほど傷、汚れ等があり、すごく残念です。 本が勿体無いので交換は不要ですが、もう購入しません。
著者の先見の明が光る一冊
5年前に出版された本ですが、5年経過した今読んでも十分満足のいく一冊でした。 (漢字のルビを増やして欲しかった。)
すぐに届いて良かったです。 ありがとうございます。
関連書籍とともに
知識・理論や数値だけではすぐに横並びになる時代,直感や美的感覚も同時に磨く必要があることをわかりやすく説いています。
読んで良かった
近年、淘汰されている経営者は総じて美意識が欠如していたのでは?と本書を読んで感じた。 経営者に限らず全てのビジネスマンに必要なの心が高い美意識だと、思わされる。 自分に足りない資質だと認めざるを得ない。美意識を身に付けるための提言に従っていこうと思う。