二十数年前、著者がソウルの古書店で偶然手に取った、1冊の古びた日記帳。それは1930年(昭和5年)に書かれたものだった。日本統治下の朝鮮・京城府(現・ソウル特別市)に生まれ、高等普通学校(現在の中学校、高校)に通う14歳の少年は何を学び、何を楽しみ、何を食べ、どんな生活を送ったのか。ハングルと漢字、そして日本語も交えて綴られた日記からは、彼ーーY君の青春と、京城の様子がリアルに浮かび上がってくる。そしてY君のその後の人生はーー。
プロローグーー日記との出会い
第一章日記をひもとく前に
第二章学校生活あれこれ
第三章読書とスポーツと
第四章Y君の夏休み
第五章Y君の日常ーー医療、映画、年中行事
長い長いエピローグーー戦時期、光復、朝鮮戦争、そしていま
あとがき
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