「欲しいのは、恐怖のみ」
怪談界一のへそ曲がりが正面から「恐怖」に挑むガチで怖い実話怪談!
怪談が怖いのは当たり前、他人と同じものは書きたくないと
怪談の横道を行き続けたひねくれ男が原点回帰!
ただひたすらに恐怖のみを追い求めた本気で怖い実話怪談。
生前、祖父が神様と呼んだ庭の巨石。石に向かって手を合わせると禍々しき言葉が耳に…「神様」
ハンカチを飲み込む奇行で窒息する社員が続出する会社。布の柄には見覚えが…「願い」
稀代の占い師と呼ばれた伯母が若い二人に残した予言。伯母の死後、恐るべき怪異が…「二人」
ある男性と関わると世界が歪みだす。洗脳を超えた奇怪な術の正体は…「ここに漂え」
ほか、浮世と幽世の闇を奥の奥まで覗ききった底冷えの1冊!
レビュー(2件)
怪談好きじゃなくても読むといい
不安の種をまき散らしながら どんどん昏さを帯びてくる。 中に 鳥肌が立ちっぱなしの話が点在する。 しかも絶妙なタイミングで。 これは 映画化する前の呪怨に似てる気がした。 無関係なようでいて 実は根底がつながっているような不穏さ。 そして最後の一話。 え?これは何処から怪談? いや、いつから怪談だった? 再度ページを戻り読んだ時の鳥肌よ。 しかも ラスト数行で この本の理不尽な恨みも哀しみも呪いも 本の中に封じ込められた。 作家とは こんな事ができるのか。 これじゃあ。 まるで。 怪談を封じ込めたようなものではないか。