アートの本質を理解し、絵を描くことで表現するための
ものの見方、感じ方、考え方を身につけた美の探求者をめざす。
絵は、テーマやモチーフ、テクニックなどにとらわれることなく、描きたいように描けばよい。しかし、描くことで何ごとかを表現するのには、行為以前にさまざまな観察や思考を積み重ね、イメージを豊かに膨らませることが欠かせない。真に自由で、斬新で、見る者の心に響く絵を描くためには何が必要なのか? ふたりの画家による絵画の表現をめぐる実践的考察。参考図版を多数掲載。
1 観察と表現
観察と表現 三浦明範
1.見たとおりに描く/2.眼とカメラの違い/3.線と面について/4.リアリティについて
II 明暗と色彩
明暗と色彩 三浦明範
1.明暗と色彩の捉え方の違い/2.明暗について/3.明暗の表現/4.色彩について/5.色彩による表現
III 空間と表現
空間と表現 三浦明範
1.古典的絵画空間/2.西洋の近代遠近法/3.透視図法の矛盾/4.日本の絵画空間/5.その他の遠近法/6.マチエールについて/7.現代の絵画空間
IV 構図と構成
構図と構成ー1 三浦明範
1.構図と構成とは/2.黄金比について/3.バランスについて/4.対比(コントラスト)について /5.ムーブマンについて
構図と構成ー2 吉川民仁
1.絵画のかたち/2.矩形の考察/3.矩形の規格/
4.矩形以外の絵画形態/5.構図とは/6.フレーミングとは/7.構図への取り組み/8.「画」と「絵画/9.タブローの概念
V 現代の表現
現代の表現ー1 三浦明範
1.ダダからポップアートへ/2.リアリズムの系譜
現代の表現ー2 吉川民仁
1.抽象的絵画の流れ/2.抽象表現主義
VI 表現について
表現について 吉川民仁
1.表現の本質/2.表現することと欲求/3.身体と物質(表現の記号化)/4.表現と素材の選択/5.現代の表現領域/6.オリジナリティと模倣/7.個性の表現/8.個人としての表現
VII モチーフとテーマ
モチーフとテーマ 吉川民仁
1.主題について/2.モチーフとテーマが示す意味/3.モチーフとテーマの解釈/4.動機づけの考察/5.モチーフを見つけ、テーマを育む/6.私にとってのモチーフとテーマ/7.モチーフとテーマの例
VIII それぞれの表現
私の場合 三浦明範
自作の変遷 吉川民仁
おわりに 吉川民仁
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